常識では読めない漢字 (単行本)

近代文学の原文を味わう

常識では読めない漢字
著者 今野真二
ジャンル 実用 > 日本語
出版年月日 2013年08月23日刊
ISBN 9784799102770
判型・ページ数 4-6・256ページ
定価 本体1,500円+税
フォーマット 価格
単行本 本体 1,500円+税
電子書籍 -

目次

《味わう前の食前酒の章》明治期の漢字表記
【第一部】漱石作品の漢字表記を味わう 『吾輩ハ猫デアル』『坊っちやん』など
【第二部】鴎外作品の漢字表記を味わう 『詩人』『青年』『雁』『高瀬舟』
【第三部】近代黎明期の漢字表記を味わう 『西洋事情』『当世書生気質』など
【第四部】明治中期の漢字表記を味わう 『たけくらべ』『金色夜叉』『若菜集』など
【第五部】明治後期の漢字表記を味わう 『海潮音』『其面影』『田舎教師』など
【第六部】白秋作品の漢字表記を味わう 『邪宗門』『思ひ出』

内容

「漱石先生、その漢字、振仮名なしに読めんゾナモシ!」と嘆息したくなるくらい、明治の文豪が使った日本語が現代人は読めなくなっています。 たとえば「几帳面」と書き「ちゃんちゃん」(漱石『三四郎』)、「整然と」で「ちゃんと」(蘆花『不如帰』)、「歴々と」で「ありありと」(花袋『田舎教師』)、「深沈と」で「しんめりと」(二葉亭四迷『其面影』)といった具合。「吾輩ハ猫デアル」の言を借りれば「頓(とん)と見當(けんたう)がつかぬ」ものばかり。 国語の先生もてこずり、学校では教えない、辞書によっては載ってもいない、漢字の読み方。近代文学の原文の行間に光彩を放つ「振仮名」の魅力、その知的遺産に触れる旅、すなわち「百年前の日本」へタイムスリップするガイドブックとしても楽しめる一冊。江戸の粋と明治大正の自由奔放に〈たっぷり・どっぷり〉つかる200問にぜひチャレンジしてみてください!