小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習

小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習
著者 杉渕鐵良
ジャンル 教育 > 教育法
出版年月日 2017年11月28日刊
ISBN 9784799106617
判型・ページ数 4-6・256ページ
定価 1,650円(本体価格+税)
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目次

第1章 現役教師だから知っている「小学生の勉強」の真実
第2章 これが、学力を本当に上げる家庭学習です!
第3章 本物の家庭学習〈算数編〉
第4章 本物の家庭学習〈国語編〉
第5章 本物の家庭学習〈理科編〉
第6章 本物の家庭学習〈社会編〉
第7章 楽しんで勉強を続けるために親ができること

内容

学校の勉強は簡単、それだけでは不十分と言われる。低学年のうちから学習塾に通わせるべきか悩む親も多い。しかし実際には、授業内容を100%習得できている子はむしろ少数。計算なら、問題を見た瞬間解ける。漢字なら、お手本なしでスラスラ書ける…。パッとできる「スピード」が大切。それには家庭での徹底反復。「学校で習う→家庭で定着」そのサイクルに入ったら、勝手に学力が上がっていく。35年間、1000人近くを教えた現役教師だからわかる、小学生の勉強の真実!

読者の声

これまで読んだ家庭学習の本は、子供はこういうもの、親はかくあるべき、、、といったいわゆる「心構え」しか書いていなかったのですが、この本には、具体的な対応策だけでなく、子供向けの問題まで掲載されており、私にとっては大変役に立ちました。 子供は小2ですが、小1〜小6のことまでしっかり書いてあるので、長く使えそうです。 (ペンネーム:匿名希望様)

著者が小学校の教師という職業のため、文部科学省の指導要領の範疇を出ない内容なのかと思って手に取りましたが、分数と小数は一年生で教えてしまう等、基礎を重視しつつも、わりと実際的でバランスのよいものとなっています。 具体的には、小学校の授業、及び宿題のみでは時間不足で学力が定着しないことを前提とし、家庭学習を勧めるものです。それぞれのトピックを共働きの我が家では、アウトソースした方が効率良いものと、家でやれそうなものとに仕分けした上で、出来ることから実践しています。 なお、中受は視野に入っていない内容ですが、理社など低学年から塾などで手をつけない科目に関しては参考になります。(ペンネーム:匿名希望様)

塾の先生等ではなく、公立小学校の先生の経験と研究の成果と言う点に信頼性があると感じました。勉強のテクニックに目が行きがちですが、本書で、この時期はまだまだ繰り返し繰り返しが必要だと思えましたし、それはうちの子だけじゃないんだ、とも思えたのが良かったです。できないことは家庭で、子供のペースで親も一緒にコツコツ頑張っていきたいと思う機会となりました。(ペンネーム:匿名希望様)

小5、小2、年少の子供がいます。周りの子達が塾に通う中で小学生のうちは学校の学習で充分と自分にいい聞かせながらも不安がありました。この本を読んで揺れていた心の方向が決まりました。 45分集中しないといけない、九九やプリントは順番通りにしないと、丁寧にかけるように、考える力をつけさせなければと解らない問題とむきあわせたり、、、。私の昭和的な考えはこの本で一気に覆されました。 学校で習っている事を定着させることの大切さとその方法がのっています。その方法は、私が今まで子供たちに接してきた方法とは違いました。 早速、5~10分に分けたユニット学習を取り入れています。子供が何ができ、どこにつまづいているのか確認しながら、学校での学習を最大限に生かしていきたいです。 小2の次男は発達障害がありますが、この本の内容は彼のような子供にも合っているなと思いました。(ペンネーム:匿名希望様)

小3、小1の子供がいます。宿題もちゃんとやり、授業内容も理解できている小3の息子ですが、「このまま学校の授業だけで大丈夫なのか」と、漠然と思っていたときに出会った本です。 親子共に塾や通信教材には少し抵抗があったのですが、本書を読んで、家庭学習だけでもしっかり力を付けられるのだと分かりました。 自分自身が小3〜4年生の算数(小数点の割り算あたり)から躓いた記憶があり、特にきちんと理解しないまま中学に進み、理系だけでなく、勉強全般が苦手なまま現在に至ります。そんな自分だからこそ、親目線というよりは、勉強に躓いた子供時代の自分に当てはめて、共感して一気に読んでしまいました。 学年別・教科別に具体的にどのように学習を進めていくか。学習だけでなく、日々の生活や遊びの中でも取り入れられる例も詳しく書かれています。母親だからできること、父親だからこそできること、まさに家族が一つになって、子供たちの「今」に関わっていく大切さを感じました。 人生の基礎となる小学校での授業内容を、一つも取りこぼすことがないように、親として出来ることはサポートしてあげたいと思います。 個人的には「躓いたら、小1の学習に戻るのが一番の近道」という言葉が印象的でした。私も小1からやり直すつもりで、子供の家庭学習を見守りたいと思います。(ペンネーム:匿名希望様)

本書は、現役の小学校教師が書いています。 うちには、小学低学年の子がおり、周囲の同級生は、何かしらの塾、通信教育などをしていて、我が家はそれに抵抗を感じながらも、家庭のみでの学習法に不安もありました。 そんな時に本書を読み、具体的な家庭学習のやり方が載っていて、子どもの学力を十分引き出せるのだと分かりました。 出来ないことに親が焦らずに、子どもを信じてじっくり向き合うことの大切さが分かります。 机上の勉強だけではなく、家庭で一緒に親子で過ごす時間にこそ出来るコミュニケーションの中で、子どもの個性を考慮した具体的な勉強法、日常生活に単位別学習の要素を取り入れる工夫が載っています。(ペンネーム:匿名希望様)

低学年の子どもと年齢の離れた兄弟がいます。上の子の時に通信教材などを与えましたが、低学年の時は張り切って取り組みましたが、4年生頃から飽き始め高学年の時はやったりやらなかったりになりました。 この時の経験を踏まえて家庭学習は、我が家の子どもはひとりでは出来ない事を痛感しました。 本書で分かり易かった所は 「教科や学年ごとの教え方が具体的に書かれていてる」「大切な箇所は赤文字やマーカーがされていて理解しやすい」です。 「できないこと」に焦らない、この言葉は親として子どもを認め、先に進める力になりました。基本は繰り返しの学習が習得につながり、それを支えるのが褒める事なのかと思いました。わたしも子どもと一緒に九九を逆から唱えようと思います。 (ペンネーム:匿名希望様)

『家庭学習』と聞くと親としては身構えてしまうかもしれませんが、すぐに‘楽しく’できそうな学習内容に加え、その通りだなと思うものばかりでした。また、私の子どもはまだ未就学児ですが、今、出会えて良かったと思える1冊でした。今からできることが沢山あるということに改めて気付かされました。そして、親だけでなく、現役の小学校教師の方にもおススメできる内容でした。(ペンネーム:匿名希望様)