人と組織の問題発見フレームワーク(仮)  これから出る本

HR担当者自身の不満・違和感から始める

人と組織の問題発見フレームワーク(仮)
著者 伊達洋駆
ジャンル ビジネス > マネジメント
ISBN 9784799113233
判型・ページ数 4-6・480ページ
定価 4,950円(本体価格+税)

目次

1 リーダーシップとマネジメント
2 組織内の影響力と意思決定
3 モチベーションと目標設定
4 職務設計と従業員行動
5 組織文化と社会化
6 キャリア開発と組織との適合性
7 ストレス、健康、ウェルビーイング
8. 組織学習と変革
9. 個人特性と能力

内容

●本書では「人と組織の問題」に関するさまざまなフレームワークを紹介します。「この事象が起きてくる原因は何か」「この問題は一体どう捉え、解決すればいいのか」といった問いに対して、フレームワークは考える枠組みを提供してくれます。各フレームワークについて、理論的背景から具体的な活用方法をわかりやすく解説するとともに、現場で応用しやすいように具体的な事例や演習問題も盛り込んでいます。
●人と組織の問題の難しさは、その「見えにくさ」にあります。「若手社員の定着率が低い」という事象一つとっても、その背後には複雑な要因が絡み合っています。このような問題に対して、私たちはどうアプローチすればよいのでしょうか。ビジネス現場では、問題解決のフレームワークがよく活用されます。マーケティング領域であれば4P分析、戦略領域であればSWOT分析など、各領域においてフレームワークが存在し、広く用いられます。不思議なことに、人と組織の問題に関しては、フレームワークの活用があまり進んでこなかったのです。しかし実は、人と組織の問題に関しても、学術研究の積み重ねの中で、有効性が実証されてきた数多くの有用なフレームワークが提案されています。
●フレームワークの真価は、それを使うことで「何を議論すべきか」「どの要素に着目すべきか」が明確になり、生産的な対話が可能になることにあります。重要なのは、フレームワークとは、問題解決の「レシピ」ではなく、問題を整理し、解決の糸口を見つけるための「道具」であって、それ自体が解決策を与えてくれるわけではないことです。フレームワークを使えば自動的に答えが見つかるという期待は、むしろ危険です。本書で紹介するフレームワークを通じて人や組織の問題を整理し、対話を重ね、最適な解決策を見出していくためのヒントがわかります。