第13話 ハジメ、読んで、やってみた!
CD付 英語で10秒 こんなに話せる! 練習帳
はうあーゆー?
あいむふぁいん、せんきゅう!
ども、ハジメです。
てなわけで、今回はコチラ!
今回は英語の授業が3度の飯を抜かれるより辛かった青春を送ったという後輩君にやってもらいましたよ!
文章を読みながら、英語の音声を聞きとるという体のこの本。
二人の話者の会話、その内容をまとめた文章、そして、それと似た文章の流れるような英語を聞くことによって耳が慣れ、発音が覚えられるって寸法になってます。
欄外には『ボキャブラリーを増やそう!』ということで、本の中で使われている英語表現の日本語訳も載っていますね。
……うーん、分かりやすい。
確かに、ちゃんと読めば、「10秒」くらい英語が話せそうです。
さぁ、後輩君、今日から1週間、君はこの本で英語漬けになるのだ!
ん?
……えーい、つべこべ言わずにさっさと本を手に取り、英語の奔流にその身を任せてしまえい!
(1週間後)
さてさて、あれから1週間。
後輩君、首尾はどうかな?
んー?
あれから? 3~4回は聞きながら、読み通したと?
まぁ、多いとは言えないまでも、よく読んでいるといったところかなぁ。
読んでみた感想はどう?
ふむふむ。
最初は? 英語の音声が速すぎて戸惑ったけれど? だんだん慣れて2回目からはそこそこ聞き取れるようになったと。
なるほど。
結構効果の程はありそうですね。
さて、後輩君。
実は今、人を待たせていてね。
ん?
なんだい? その戸惑った顔は?
実際に「10秒」、「英語」で「話し」てみなきゃ、「やってみた」ことにはならないだろう?
……えーい、四の五の言わずに来るんだ!
今回、ご協力いただいたマリー先生。
フィリピンから来られて滞日10年以上。某語学学校で英語の講師をしておられます。
どーもー、ヨロシクお願い致しますー。
さ、後輩君、自己紹介をしたまえ。
おおっと、日本語ダメヨ。のーじゃぱにーずネ。
My name is ……
(お、しゃべれてる!)
My first name means “teaching”.
(え? え? 何て言ってんの?)
My father wanted me to become a teacher.
Because my grandfather was a teacher.
But I didn’t become.
(な、何か、楽しそうに話してるけど、面白いことでも言ってんのかな?)
(1時間後)
え、えーと、後輩君の英語って、ぶっちゃけどうでした? マリー先生?
ほ、ほう!
結構「英語」を話せていたと。ボキャブラリー、語彙力があれば、もっと良くなる?
な、なるほど!
確かに短期間じゃ、語彙力までは鍛えられないもんなぁ。
でも、まるで駄目でも1週間程度である程度話せるようになるんだなぁ。
えーと、後輩君、君はどう?
語彙力に関しては、自分でもそう思う?
ふむふむ。
でも? 文法を意識しないだけで? 大分話せるようになったと思う?
ほうほう。
確かに本では文法に関しては、特に触れられてないなぁ。結構、それがいいのかもしれないですね!
語彙に関しては、今はスマホで簡単に調べられますし、とにかく「話す」ってことに関してはそんなに身構えることじゃないのかも。 英語を話すときのハードルを下げるには、この本を読んでみるのもいいかもしれませんね!
で、なんで君はさっきからジト目でニラんでくるんだい? 後輩君。