若い読者のための哲学史

若い読者のための哲学史
著者 ナイジェル・ウォーバートン
月沢李歌子
ジャンル 人文 > 哲学
出版年月日 2018年04月30日刊
ISBN 9784799106853
判型・ページ数 A5変・288ページ
定価 3,520円(本体価格+税)
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目次

1 質問し続けた男/2 真の幸福/3 わたしたちは何も知らない/4 エピクロスの園/5 気にしないことを学ぶ/6 わたしたちを操るのは誰か/7 哲学の慰め/8 完璧な島/9 キツネとライオン/10 下品で野蛮で短い/11 これは夢なのだろうか/12 賭けてみよ/13 レンズ磨き職人/14 王子と靴直し/15 部屋のなかのゾウ/16 すべての可能世界のうちで最善のもの?/17 想像上の時計職人/18 生まれながらにして自由/19 バラ色の現実/20 「誰もがそうするなら?」/21 功利的至福/22 ミネルヴァのフクロウ/23 現実の世界/24 成長するための空間/25 知性なきデザイン/26 命がけの信仰/27 団結する万国の労働者/28 だから何?/29 神は死んだ/30 仮面をかぶった願望/31 現在のフランス国王は禿げているか/32 ブー! フレー!/33 自由の苦悩/34 言葉に惑わされる/35 疑問を抱かなかった人/36 間違いから学ぶ/37 暴走列車と望まれないバイオリニスト/38 無知による公平/39 コンピューターは思考できるか/40 現代のアブ

内容

哲学は「現実の本質」と、「私たちがいかに生きるべきか」から始まる。これらはソクラテスの懸念だった。古代アテネの市場で厄介な質問をし、人々に人々自身が真に理解したことがほとんどないことを示すことによって、彼は会った人々を困惑させていた。
本書では、ソクラテスやプラトン、アリストテレスから、現代の哲学者ピーター・シンガーまで、平易な文章でわかりやすく、バックグラウンドについても触れながら、西洋哲学史における偉大な思想家たちの、世界と、最良の生き方についての主要なアイデアを案内する。
また、チャールズ・ダーウィンについて扱っていることも本書の特徴のひとつだ。
ダーウィンは哲学者ではなく、「進化論」の発見者として著名だが、『種の起源』の発刊によって、神や人間についての思索に大きすぎる転機を与えたことから章をさいて触れている。

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